日商簿記3級

【日商簿記3級①】日商簿記3級を受けるにあたって知っておきたい基礎知識

はじめに

本サイトは簿記3級を無料で勉強したい、あるいは簿記の基礎を学びたいという方を対象としたサイトとなっています。

簿記はお金に関連することですので、実は皆様の身近に大きく関連しています。

本サイトを利用して、簿記の基礎である簿記3級への理解を含め、さらにやる気にある方はぜひ簿記の試験に挑戦していただければと考えています。

 

日商簿記3級は簡単?

 

 

ポイント

・日商簿記3級の勉強時間は平均50~100時間

・簿記のルールを理解する

 

皆様は、簿記と聞いてどのようなイメージをお持ちでしょうか?

簿記は難しそうとか、数字は苦手といったイメージをお持ちの方も少なくないかと思います。

日商簿記3級検定は、毎年6月、11月、2月の年3回実施されています。

また日商簿記3級の勉強時間は平均50~100時間と言われています。

結構幅がありますよね。

おそらく、少しでも簿記に触れたことのある方や地頭のいい方なんかは、50時間くらいでも可能かもしれませんが、そうでない方は、もう少しかかるかなという印象です。

簿記3級は、一般的に初心者でも挑戦しやすい試験といわれていますが、簿記に触れたことない方からすると、決して簡単な試験ではないと考えています。

私も大学生時代に大学の講義で、簿記の講義を受講する機会があったので、せっかくの機会だしと思い、軽い気持ちで日商簿記3級を試しに受けて見ましたが、結果は、あえなく撃沈。

テキストも一通り目を通したので、なんとか対応できるのではと考えていましたが…

甘かったです。

ただ、今思えば単純に簿記に対する理解が不足していたのだと思います。

では、なぜ理解不足となってしまったのでしょうか。

それは、簿記の基本の1つである仕訳から決算書作成までの全体像の理解不足により、各テキストに記載の内容に対する理解が浅かったことが原因だと分析しております。

逆に言えば、全体感さえ理解できれば、個別の論点がどうつながっていくかの理解を深めることが可能と考えています。

このため、本サイトではまず全体像を把握したうえで、各論においても全体の中をどこのことをやっているのかを常に意識して学習できるような工夫をしています。

とはいえ仕事で経理部を担当している方以外にはとっては、出てくる言葉や出てくる資料名がなじみがないためイメージしくいというのが難点かと考えています。

簿記は足し算、引き算、掛け算、割り算ができればできます。

そういう意味では、小学生でも日商簿記3級は受かっていますので簡単な試験なのかもしれません。

しかし、簿記の学習は今まで義務教育では習ってこなかった新たなルールを理解したうえで、学習を進めなければならないという点において、学習を始めるうえでの大きな壁があるかと考えています。

逆に言えば簿記ルールがわかり、あとは九九を覚えた時のように、ある程度反射的に仕訳が出れば日商簿記3級だけでなく日商簿記2級の商業簿記も難なくクリアできるかと考えていますので、ぜひとも挑戦していただければと考えています。

 

■簿記3級合格のために必要な要素は以下の通りです。

①足し算、引き算、掛け算、割り算ができる

②文章を読んでその文章の内容が理解できる

③簿記の仕訳ルールを理解できる

④仕訳~決算書までの流れがわかる

⑤各帳票の使用目的がわかる

 

①、②については皆様大丈夫かと思いますが、③、④、⑤が不安という方もいらっしゃるかと思いますので、1つずつ一緒に学習していければと考えています。

ぜひとも本サイトも参考に簿記に触れていただければ幸いです。

 

試験の概要

上記で、日商簿記3級と記載させていただきましたが、正確には日商簿記検定3級といいます。

簿記検定には、日商簿記検定の他に全商簿記、全経簿記がありますが、最も普及している日商簿記検定を前提に記載させていただきます。

なお、名前が違うのは提供している団体が異なることに起因するもので、一般的に簿記3級とか簿記2級と言われているのは、日商簿記を指していることが多いです。

日商簿記検定は1級、2級、3級、簿記初級、原価計算初級に区分されますが、初級に関しては試験者数が多くないため、1級~3級を対象に記載させていただきます。

 

 

 

 

本サイトは簿記3級を無料で勉強したい、あるいは簿記の基礎を学びたいという方におすすめです。

 

続きはこちら「【日商簿記3級②】導入編

 

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公認会計士_TATA

大手監査法人で製造業、金融業、小売業、電力業、介護、人材派遣業、の幅広いクライアントの監査に10年以上従事し、中小会計事務所のコンサルタントの経験したのちに、会社を設立。 現在は、各種コンサルタント業務に従事している傍ら、会計・税務に関する情報を発信している。

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